“不具合解消から性能アップまで!” PCのことはお任せください

こんにちは、アビッツのチエです。
ついこの間「秋になったな」と感じていたところですが、天気予報に雪だるまマークが出てきたり、一段と寒くなってきたり…急に冬が近づいてきましたね。

さて、先日、デスクトップPCの電源ボタンを何回か押さないと起動できなくて困っていると、お客様からご相談をいただきました。電源ボタンの接触不良の可能性が考えられますが、具体的にどの部品の故障かを特定する必要があります。まずはATX電源とマザーボードを調査しましたが、いずれも故障はありませんでした。

2年ほど前に購入されたFRONTIERのデスクトップPC。

次に確認したのが、指で押し込む電源ボタンの中にあるスイッチ部品(タクトスイッチ)です。約6mm角のとても小さな部品。こちらの通電テストをしたところ、通電が確認されませんでした。そこで新しいタクトスイッチをハンダづけして交換し、電源ボタンを修理しました。これにより、正常に起動できるようになりました。

赤丸が電源ボタン。1回で起動する時もあれば、何回押しても反応しない時も。この中にあるタクトスイッチの接触不良でした。
写真(右)が交換後のタクトスイッチ。取り付けが完了した瞬間から不具合が改善されました。

電源ボタンの不具合は解消されましたが、お客様から更にもう1つご相談が。普段このデスクトップPCでゲームをなさっている最中、PCからのファンの音が気になるとお悩みでした。中を確認すると、小ぶりなCPUファンが取り付けられていました。お客様のPCのCPUはIntel Core i9。性能が高いものですが、ゲームなどの負荷が大きい作業をすると温度が高くなりやすいので十分な冷却が必要です。しかしこのファンでは力不足で、一生懸命にCPUを冷却しようとフル回転して音が大きくなっていたのでしょう。

Intel Core i9-10900F。高負荷なゲームや動画編集などに最適ですが、十分な冷却が必要です。
交換前のCPUファン。m.2 SSD(CPUファンの写真左側)にはヒートシンクが取り付けられていませんでした。

さらにm.2 SSDにもヒートシンクが取り付けられておらず、十分な冷却ができているか心配でした。そこでPC内部の冷却機能アップのためにCPUファンの交換と、あわせてm.2 SSDにヒートシンクの取り付けをすることになりました。

PC Cooler G6-BK(写真左) とGRAUGERのファン付きm.2 SSDヒートシンク(写真右)。
写真(左下)が交換した小ぶりなCPUファン。比べると大きさは歴然。

ケースにおさまる範囲で、しっかり冷却が期待できるCPUファンに交換しました。

【CPUファン交換前】このサイズのCPUファンでは冷却が追い付かず、Core i9の本領が発揮されない可能性が。
【CPUファン交換後】2つのファンとヒートシンクでしっかり冷却。

m.2 SSDにもファン付きのヒートシンクを新たに取り付けました。

GRAUGERのm.2 SSDヒートシンク。右側に小さいファンがついています。

部品交換後、これまでとは比べ物にならないほど静かになった!とお客様もビックリ。静音になっただけでなく、PC内部がしっかり冷却されるようにもなりました。CPUがその性能をフルに発揮できるようになり、ゲームも快適にできるようになることでしょう。

ちょっとした不具合解消から性能アップまで、PCのことなら何でもアビッツにお任せ!どうぞお気軽にご相談ください。

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