「年に一度の迫力の読経」ライブ配信サポート

こんにちは。ナミです。7月になりました。梅雨でじめっとしますが、月始めということで気持ちはさわやかにいきたいものです。さて、先月行われた良茂山 持地院さまの「ライブ配信」の様子をご紹介します。

★配信内容はこちらです

 「第一部 : 田辺明コンサート ~和の心を訪ねて~」

 「第二部 : 観音大般若会供養かんのんだいはんにゃえくよう

第一部のスタートに合わせて、当社スタッフは早めに現地入りしました。カメラ、マイク、パソコンなどの機材を設置し、配線や通信状況を確認しながら着々と準備を進めます。演奏者に合わせてカメラやマイクの位置・角度など細かい調整も行い、問題なくリハーサルを終えました。

凛とした雰囲気の中、機材などの準備やリハーサルを行います。
開演前。撮影しやすいように最前列の椅子を少し下げました。

まず第一部のコンサート。住職からの紹介のあと、琴の演奏ではじまりました。耳に心地よい春を思わせるような音色が会場に響き渡ります。途中、隣接する幼稚園からかわいいお客様がいらっしゃり、子供たちに親しみやすい楽曲も披露されました。園児たちはとても楽しそうでした。

田辺明氏による琴の演奏。
併設する幼稚園の年長さんが見学にきました。

琴の次は三味線です。強く響き渡る和の音が会場全体を包み込み、このあとにつながる良い流れになっているようでした。

さて、第二部の観音大般若会供養かんのんだいはんにゃえくようです。僧侶の動きに合わせて撮影するため、カメラを無線に切り替えます。太鼓などを演奏する僧侶も合わせて総勢13名の撮影ですから、さまざまな様子を配信できるようにといつもより緊張します。

観音大般若会供養が始まり、壮大な空気感に包まれながら撮影します。
総勢13名の僧侶を一度に収めることはできませんが、迫力ある動画を配信できたのは確かです。
まるで打楽器のように鳴る太鼓と大鏧だいけい
一般のお客様はここからの角度からは見ることができませんが、僧侶2名が担当しているようでした。

「大般若」は数百冊にも及ぶ経典を複数の僧侶が一巻一巻転読し、家内安全、厄災消除さいやくしょうじょ五穀豊穣ごこくほうじょうなどを祈願する儀式です。迫力ある太鼓や大鏧だいけいのリズムと躍動感、そして経典を大胆に広げてお経を読んで畳む僧侶の気迫。重厚で凛とした雰囲気の中、その肉薄する様子をおそるおそる撮影し、リアルタイムで配信しました。

良茂山持地院の大滝宗徳住職。
ひとり30巻ぐらいの経典を読み上げる転読(てんどく)の様子。
パラパラパラっ…と、まるで扇を広げては畳んでお経を読むという動作を繰り返します。

最後に住職からの説法がありました。今回は、「ハスの花」と「スイレンの花」についてです。この花は仏像の台座やその飾りとしてもよく知られていますが、なぜ使われているのでしょうか?

 大滝住職による説法。今回はハスとスイレンの花についてのお話です。
普段当たり前のように目にする花ですが、仏教との関係について、とても分かりやすく説明されていました。

こちらの「ハスの花」は、泥の中で育っても汚れることなく綺麗な花を咲かせます。このことは、人間にも通じることで、汚れた世の中や煩悩にそまらず清らかでいましょうという仏様の教えがあるそうです。これによく似ている「スイレンの花」がありますが、こちらも同じ「蓮華れんげ」のお花として仏教でもよく登場しますし、その季節になると持地院さまの敷地内でも綺麗な花を見ることができます。

スイレンの花。泥沼の中でも美しく花を咲かせる姿が、古来より仏の悟りを表す仏教のシンボルとして尊ばれてきました。

撮影中は気温も高くなりそうで心配でしたが、早朝の大雨のお陰か始終本堂内には気持ちの良い風が入ってきて、無事撮影を終えることができました。また、住職とご家族さまにも温かい言葉で労っていただいたこと感謝申し上げます。

当社では動画撮影や編集、AV機器に関するご相談を承っております。お手伝いができることがありましたら、ぜひご相談ください。

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