地域活動の大事なUSBメモリー、復活!

こんにちは、アビッツのナミです。

地域の自治会、神社、寺院などの活動で、役員が交代しながら一つのUSBメモリーを使い回すこと、よくありますよね。そんな大事なUSBメモリーがトラブルに見舞われると、一大事です。

先日、あるお客様が駆け込んでこられました。話を聞くと、ノートパソコンにUSBメモリーを挿したままバッグに入れて持ち歩いていたところ、気がついたら根元からグニャリと折れ曲がっていたとのこと。当然、パソコンに挿しても全く認識しません。「〇〇会の大事なデータが全部入ってるんです!」と、お客様の表情は青ざめている様子。当然パソコンにはデータはなく、直接USBメモリーのファイルで作業していたので、バックアップもありません。

グニャリと45度は折れ曲がった8GBのUSBメモリー。

その日は雪が積もり、幹線道路は問題ないものの、細い道はアイスバーン状態。そんな悪路をかき分け、USBメモリーを持ってご来店されたわけです。

さっそく分解して内部をチェック。外装を外し顕微鏡で折れた端子部分を確認すると、やはりはんだが浮き、接点が剥離していました。慎重に補修作業を行い、はんだ付けをやり直します。細かい作業ですが、ここをミスするとデータが完全に消えてしまう可能性もあるため、緊張の一瞬!と思いきや当社の技術者はものの数十秒でササっと、えっ、終わり!?!?

赤枠の端子部分が折れたり、基板から剥離したりしていました。

修理後、PCに挿してみると……無事に認識!データも正常に読み取ることができました。容量は8GBのUSBメモリーで、使用済みは約700MB。しかし、その中には過去10年以上にわたる貴重なデータが詰まっていました。

あっという間にはんだで修理した後の状態。…って修理前と変わっていないとしか見えませんが、普通に使えるようになりました!

お客様と相談し、今後の安全性を考えて、当店で用意した新品の32GBのUSBメモリーにデータをコピーしてお渡しすることにしました。修理作業に加え、新しいUSBメモリー代も含めると本来ならそれなりの費用になるのですが、地域の活動を応援する意味で特別割引を適用しています。今回の場合は、通常の半額ほどでご提供させていただきました。

お客様は「助かりました!本当にありがとうございます!」と、ほっとした表情でとても喜んで帰られました。

USBメモリーは小さくて便利ですが、意外と破損しやすいものです。特にノートPCに挿したまま持ち運ぶのは危険なので要注意。もし同じようなトラブルが発生した場合は、焦らず当店にご相談ください!

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