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PC本体と内部を清掃して快適に Cleaning

クリーニング
パソコン内部をクリーニングして快適さを取り戻します

パソコン内部の汚れ

パソコンのホコリ

意外かもしれませんが、パソコンは大量のホコリを吸い込んでいます。 パソコンの中を見る機会はあまりないかもしれませんが、 みなさんのパソコンの中もこのぐらい汚れているかもしれません。

パソコン内部のホコリは、エアフロー(空気の流れ)を悪化させます。 効率よく排熱させることができなくなり、部品の寿命を縮めてしまいます。

特に危険なのがCPUとHDDです。CPUは温度が高くなると熱暴走して再起動してしまいます。 使っていて突然、パソコンが再起動したり電源が落ちたりする原因のひとつです。 また、HDDは熱による影響がもっとも深刻で、メーカー保障期間内でも故障することがあります。 例えば、温度が50度を超えると危険な状態になり、60度ですぐに故障することもあります。 他にも、タバコのヤニや湿気を帯びたホコリはショートの原因にもなるため、基板などの発熱や火災の原因にもなります。

ホコリによる弊害

動作不安定になる

CPUファンの目詰まり

CPUはパソコンの部品の中で最も高温になる部品です。 無負荷時の温度は40~50度ぐらいですが、高負荷時には100度近くまで上昇します。 最近のCPUは、高温になると処理速度を犠牲にして温度上昇を抑えようとします。 このような保護機能が備わっていないようなCPUの場合、突然パソコンが落ちたり再起動したりします。 いわゆる熱暴走です。

こうした事態を避けるため、CPUの温度上昇に連動してCPUに備え付けられたファンが高速に回転して冷却しています。 負荷が高くなったときにパソコンからキュイーンと機械的な音がするのは、CPUファンのモーターが高速に回るためです。

HDDの寿命が短くなる

ケースファン吸気口の目詰まり

HDDはモーターで駆動する記憶装置です。 プラッターと呼ばれる円盤を高速回転してデータを読み書きしますが、その回転数は毎分5,000~10,000回転と非常に高速です。

回転するスピードが速いほど高速にデータを読書きできる機構のため、データの読み書きが頻繁に行われると高温になりがちです。 外気温よりも10~20度以上も高い温度になるにも関わらず、50度を超えると故障の危険性があるというデリケートな部品です。

いろいろな部品が故障する

大事なCPUを守るファンがホコリだらけだったらどうでしょうか? CPUの温度を冷却することができず、本来発揮するはずの処理速度以下で動作するだけでなく、最悪壊れたりしたらCPUを買い替えることになります。

また、一般的なパソコンには筐体にファン(ケースファン)が取り付けられていて、その風がHDDに直接または間接的に当たるようになっています。 少しの風量でもHDDを冷やすのに効果があるのですが、ファンが外気を取り込む空気穴がホコリで塞がっていたらどうでしょうか? HDDが十分に冷却できず故障して、大事なファイルが取り出せなくなったり、パソコンが起動しなくなったりする原因になります。

CPUやHDDだけでなく他にも、SSD、グラフィックスカード、マザーボード、メモリー、電源も発熱します。 発した熱は、パソコンの内部に外気を取り入れて排熱することで逃がすことができます。 パソコン本体の背面に搭載しているファンが目詰まりしていると、排熱がうまく行われず熱がこもったまま部品にストレスをかけることに繋がります。

トラブルを引き起こす前に

パソコン内部のクリーニング

パソコンの掃除

パソコンを床や通気性の悪い場所に所に置いていたり、タバコを吸われたりする方は要注意ですが、 当社に駆け込んで来られる方でも 「起動復旧」、 「動作改善」や 「ファイル復元」 の修理・サポートを必要とされる場合の約半分のパソコンで、何らかのクリーニングを行っております。 ホコリが原因で故障したとみられることもありますが、当社では下記のようなクリーニングを行っています。

クリーニング サポート

  • 筐体内にたまったホコリの除去
  • 冷却ファンなどにこびりついたホコリやタバコのヤニの除去
  • コネクターや端子の洗浄と防錆
  • 光学ドライブのレンズクリーニング
  • 表面の汚れの除去
  • ホコリや静電気を寄せ付けないガラスコーティング
このクリーニングサポートは「総合保守点検」にも含まれますので、併せてご相談ください。

冷却の強化

CPUファンの強化

CPUファンの種類

CPUファンはCPUを守る唯一の部品です。 それにも関わらず、メーカー製やBTOショップで多用されるのが、CPUのリテールクーラー(図で最も小型のもの)です。 CPUを購入すると付属する、純正なのに低能力のCPUファンのことですが、実はCPUの動作確認にしか使えないものです。 最低限の使用でも温度上昇をあまり抑えることができず、他のファンと比べても10度以上も違います。 メリットはコストを抑える以外にありません。

ファンは羽が大きいほど風量があるため、大型のファンであれば低速でも冷却できます。 金属の部分はCPUが発する熱を効率よく伝達してファンからの風で放熱する役目があるため、熱伝導率が高い金属ほど効果があります。 一般的に、回転数が上がればそれだけ風量は増えますが騒音も大きくなるため、大型のファンほど性能が良く静音です。 当社では、クリーニング時により効率が良いファンへの「部品交換」も承っております。

エアフローの強化

エアフローの改善

できるだけホコリをためないクリーンな状態を維持するには、パソコン本体にホコリを入れないことです。 たとえホコリが入っても吸着せずに排気できるような空気の流れが大切です。 特に海外メーカーのパソコンは、日本の高温多湿な環境をあまり考慮していない設計が数多く見受けられます。 当社では、できる限りエアフローを改善して、クリーンで快適なパソコンに仕立て上げています。

強化ポイント

  • 本体の正圧化
  • 本体にファンを追加
  • より効果的なファンに交換
  • ファンの静穏化
  • ホコリ除けフィルターの取り付け
  • エアフロー改善パーツの取り付け

お問合せ・お申込み

綺麗なPC

ご自分で自作されている方は、比較的パソコン内部を見るために掃除をしているものですが、そうではない方やメーカー製のパソコンをお使いの方は要注意です。 メーカー製のパソコンは、コンパクト化のために綿密にエアフローを確保する筐体設計をしています。 つまり、部品が高密度で搭載されているため、少しのホコリでも影響を受けてしまいます。

パソコンを使ってから1年以上も掃除していない、どうやって掃除したらいいか分からない、分解したら戻す自信がないといって使い続けるのは故障の原因になります。 当社の「総合保守点検」も併せてご覧ください。

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