初期設定オプション
～安心パック～
SSD/HDDが故障する前に、「転ばぬ先の杖」を手に入れる！

SSD/HDDといった記憶装置には、実は寿命があります。 パソコンに内蔵される場合、寿命が近づくとWindowsが起動しなくなったり動作が不安定になったりするなど、なにかしらの予兆が現れます。 最悪の場合、ファイルやデータが読めなくなってパソコンがただの箱となってしまいます。 もちろん当社の「ファイル復元」サービスでは、そうしたSSD/HDDからファイルを復元できますが費用も時間もかかります。 症状によってはごく一部のファイルしか復元できないこともありますし、そもそもメーカーの初期不良である場合もあります。

当社では、SSD/HDDの故障によるファイル紛失を未然に防ぐために、状態を常時監視して故障を察知したり、 パフォーマンスの低下を防ぐ設定を行います。

• SSD/HDDの不良診断・速度計測
• SSD/HDDのモニターソフト設置
• SSD/HDDの自動メンテナンス設定
• 高負荷や発熱対策などの電源設定

通常はこれらを個別に適用すると、初期設定料金分ぐらいの金額になってしまいますが、 初期設定と同時に行うことで効率よく作業ができるため、リーズナブルな料金になっています。 詳しくは「料金について」をご覧ください。

新品のパソコンであっても、SSD/HDDの初期不良はたまに見られます。 しかし、本来このパソコンが発揮できる性能に比べて、速度が遅いと感じられる方はまずいないでしょう。 もしかしたら、気が付かないでずっと使い続けてしまっているかもしれません。 安心パックでは、SSD/HDDが本来の性能を正しく発揮できているかを確認し、 不良品と思われる場合には初期不良対応を行います。

SSD/HDDは超精密機器です。 例えば1TBの容量のHDDでは、512バイト(半角文字で512文字分)という小さな塊を１ユニットとして約20億ユニットに分割されます。 その小さなユニットが連結して、ひとつのファイルという形に見えるようになっています。

不良検査では、そのユニットをひとつずつ正常に読み書きできるか時間をかけて確認します。 速度検査では、回転するディスクの外周から内周に向かって絶えずユニットを読み書きできるかの速度を測定します。

繰り返しになりますがSSD/HDDは消耗品です。 自動車のタイヤと似た部品だと思ってください。 HDDの場合は電源投入回数が10,000回、あるいは使用時間が10,000時間前後という状態がその目安 （当社の社内パソコンでは60,000時間以上稼働中のHDDも複数あります）です。 SSDの場合は、総書込容量(TBW:Tera Byte Written)という値が目安になります。 最近のSSDは性能が向上していているため、使い方によってはHDDよりも長寿命とも言われています。 また、SSD/HDDはともに熱に弱いため、使用環境によっては早く寿命をまっとうする場合がほとんどです。

普段はそんな寿命のことなど気にしないで使っているパソコンですが、 その使い方や環境(周囲の温度など)に強く依存する性質のため、寿命を一概に判断するのは難しいものです。

当社に「起動復旧」や「ファイル復元」を望むお客様の多くは、寿命が分からず使い続けてタイヤがパンクした状態のSSD/HDDを持って来られます。 安心パックでは、そうしたSSD/HDDの状態を常時監視するソフトウェアをインストールして、故障前に通知するような設定を行っています。